床ずれの原因と予防について知ろう
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床ずれの原因
床ずれ(褥瘡・じょくそう)はベッドのマットや布団、車椅子などと接触する部分の皮膚が長い時間続けて圧迫されることで、皮膚や皮下組織、筋肉などが死んでしまった状態です。皮膚や皮下組織、筋肉への血流が悪くなり、酸素や栄養が行きわたらなくなるために起こります。もっと詳しく見ると、下図のようになります。

床ずれのできやすいところは寝ているときに床面に接している「お尻、腰、背中、肩、かかと」などです。

皮膚がずっと赤くなっていたり、水ぶくれができていたりしたときは、床ずれかも知れませんので要注意です。赤くなっている患部へのマッサージや水ぶくれを破ることは絶対にやめましょう。床ずれの初期症状として、通常は痛みやかゆみを感じますが、麻痺があると感じないこともあります。
床ずれは、ぬり薬や創傷被覆材(傷口を覆う貼り薬)を使って治療することが多いのですが、症状が進行してしまうと外科的な治療(手術)が必要になってしまうこともあります。
そのため、次の点にを知っておきましょう。
●床ずれの恐れを感じたら、すぐに医師・看護士に相談することが大切です。
●床ずれは一旦できてしまうと、なかなか治りにくく、時間を要するだけでなく、ご本人の苦痛や介護ストレスも増えます。
●床ずれができてから除圧(圧力がかかっている部分の圧力を除くこと)を始めるのでは手遅れです。床ずれができる前にケアしていくことが大切です。つまり、床ずれ予防が大切ということです。
床ずれは、ぬり薬や創傷被覆材(傷口を覆う貼り薬)を使って治療することが多いのですが、症状が進行してしまうと外科的な治療(手術)が必要になってしまうこともあります。
そのため、次の点にを知っておきましょう。
●床ずれの恐れを感じたら、すぐに医師・看護士に相談することが大切です。
●床ずれは一旦できてしまうと、なかなか治りにくく、時間を要するだけでなく、ご本人の苦痛や介護ストレスも増えます。
●床ずれができてから除圧(圧力がかかっている部分の圧力を除くこと)を始めるのでは手遅れです。床ずれができる前にケアしていくことが大切です。つまり、床ずれ予防が大切ということです。
床ずれの症状
●床ずれは骨の当たる部分に圧迫を受け続け、摩擦やずれが加わったり、皮膚の湿潤によって起こりやすくなります。
●はじめは皮膚の表面が赤くなり、その後炎症し、ただれていき潰瘍となり皮膚組織が壊死します。
●重度になると骨髄炎、敗血症を併発する場合があります。
●はじめは皮膚の表面が赤くなり、その後炎症し、ただれていき潰瘍となり皮膚組織が壊死します。
●重度になると骨髄炎、敗血症を併発する場合があります。

床ずれの予防
床ずれの予防には、発生原因を除去することが重要です。
また、日ごろから着替えや入浴の際などに、皮膚の状態をよく観察し、皮膚が赤くなっている部分はないか(発赤・ほっせき)を見逃さないようにしましょう。
①体位変換・ポジショニング
床ずれが良く発生する部位を意識しながら、身体の同じ部分に長時間の圧迫がかからないように、定期的に身体の向きや姿勢を変えます。皮膚が赤くなっている部位(発赤)がみられたら、その部分が圧迫されないような体位をとりましょう。
②床ずれ予防用具の使用
床ずれ予防の体圧分散用具を使用することも圧迫を予防するケアになります。
体圧分散効果のある静止型マットレスやエアマットレスは介護保険制度を利用してレンタルすることもできます。座っている時に使用する姿勢保持のためのクッションなどもあるので、どれだけ自分で体を動かせるか、どんな姿勢でいる時間が長いのかなどを考えて、体に合った体圧分散用具を選びましょう。
ナーシングラッグの一連のシリーズは優れた体圧分散性がありますので、床ずれ予防用具として最適です。
③皮膚摩擦やズレを防ぐ
衣服は、肌触りがよく、通気性や吸湿性に優れた素材のものが最適です。
身体を移動するときは、皮膚の摩擦を防ぐため、引きずらずに持ち上げるなどの注意をします。
ベッド上で身体を移動する際は、滑りやすい「スライディングシート」や「スライディンググローブ」等を活用するとよいでしょう。また、シーツ、寝衣などのしわや縫い目は、皮膚に直接あたらないようにしましょう。
ここでもナーシングラッグは最適です。肌触りが良く通気性にも吸湿性にも優れているので、摩擦を防いでくれます。
④ 身体の清潔保持
尿や便などの排泄物や汗が皮膚に付着した状態が続くと、皮膚への刺激が加わってしまうため、丁寧に拭き取り、いつも清潔にしておきましょう。下着やおむつ、尿とりパットは通気性のよいものを選び、ぬれたまま長時間あてることのないようにする必要があります。寝具や衣類も清潔で乾燥したものを使用しましょう。
また、血行を良くする入浴は、床ずれの予防にも効果的です。入浴が難しい場合は、清拭(せいしき)や部分浴を行いましょう。
⑤栄養を十分にとる
バランスのよい食事と適度な水分補給を心がけ、食事量の少ない方は栄養価の高い食品をとり、栄養状態を良好に保ちましょう。
良質のたんぱく質・高エネルギーで、ビタミン・ミネラルが豊富な食材を選び、ご本人の食べる能力に合った食形態のものをおいしく食べていただきます。ご家族など介助者が忙しいときは、市販の栄養補助食品などを上手に利用するのもよいでしょう。また、口腔ケアも低栄養の予防や改善につながります。
また、日ごろから着替えや入浴の際などに、皮膚の状態をよく観察し、皮膚が赤くなっている部分はないか(発赤・ほっせき)を見逃さないようにしましょう。
①体位変換・ポジショニング
床ずれが良く発生する部位を意識しながら、身体の同じ部分に長時間の圧迫がかからないように、定期的に身体の向きや姿勢を変えます。皮膚が赤くなっている部位(発赤)がみられたら、その部分が圧迫されないような体位をとりましょう。
②床ずれ予防用具の使用
床ずれ予防の体圧分散用具を使用することも圧迫を予防するケアになります。
体圧分散効果のある静止型マットレスやエアマットレスは介護保険制度を利用してレンタルすることもできます。座っている時に使用する姿勢保持のためのクッションなどもあるので、どれだけ自分で体を動かせるか、どんな姿勢でいる時間が長いのかなどを考えて、体に合った体圧分散用具を選びましょう。
ナーシングラッグの一連のシリーズは優れた体圧分散性がありますので、床ずれ予防用具として最適です。
③皮膚摩擦やズレを防ぐ
衣服は、肌触りがよく、通気性や吸湿性に優れた素材のものが最適です。
身体を移動するときは、皮膚の摩擦を防ぐため、引きずらずに持ち上げるなどの注意をします。
ベッド上で身体を移動する際は、滑りやすい「スライディングシート」や「スライディンググローブ」等を活用するとよいでしょう。また、シーツ、寝衣などのしわや縫い目は、皮膚に直接あたらないようにしましょう。
ここでもナーシングラッグは最適です。肌触りが良く通気性にも吸湿性にも優れているので、摩擦を防いでくれます。
④ 身体の清潔保持
尿や便などの排泄物や汗が皮膚に付着した状態が続くと、皮膚への刺激が加わってしまうため、丁寧に拭き取り、いつも清潔にしておきましょう。下着やおむつ、尿とりパットは通気性のよいものを選び、ぬれたまま長時間あてることのないようにする必要があります。寝具や衣類も清潔で乾燥したものを使用しましょう。
また、血行を良くする入浴は、床ずれの予防にも効果的です。入浴が難しい場合は、清拭(せいしき)や部分浴を行いましょう。
⑤栄養を十分にとる
バランスのよい食事と適度な水分補給を心がけ、食事量の少ない方は栄養価の高い食品をとり、栄養状態を良好に保ちましょう。
良質のたんぱく質・高エネルギーで、ビタミン・ミネラルが豊富な食材を選び、ご本人の食べる能力に合った食形態のものをおいしく食べていただきます。ご家族など介助者が忙しいときは、市販の栄養補助食品などを上手に利用するのもよいでしょう。また、口腔ケアも低栄養の予防や改善につながります。
床ずれ予防用具を使用するメリット
メリット・その1 体圧を分散させ、床ずれができにくくなります!
床ずれを防ぐには、体圧を分散させ、体圧がかかる部位を少しずつ変える必要があります。床ずれ防止用具は体圧がかかる面積を大きくすることで分散させたり、体圧がかかる部位を移動させることで、床ずれを予防します。
メリット・その2 体位変換の介護の負担が減ります。
自力で寝返りができない方の場合、床ずれを予防するため、日に何度も介護者が体位を変えなければなりません。そのため、床ずれ防止用具を使用することで、体位変換の回数を減らすことができるため、介護の負担を減らすことができます。

床ずれ予防用具には、床ずれ防止用のマットレスやクッション、あるいはスライディングシートなどの体位変換器があります。
状況に応じた床ずれ予防用具を選ぶことが大切です。できるだけ福祉用具専門相談員などの専門家に相談しましょう。
床ずれ予防用具利用の注意点
床ずれの初期の段階から除圧性の高いものを使うと、マットに体が沈み込んでしまい、自力での寝返りや起き上がりが困難になり、逆効果の場合がありますので、注意が必要です。床ずれのステージに応じた用具を選ぶためにも専門家に相談しましょう。
ナーシングラッグは優れた床ずれ予防用具です。
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